こんにちは。二キッズの小野田です。
夏ぶりに来てくれた、Sくん。年長さんの男の子です。
2歳くらいから描いて来たSくん。
エネルギーいっぱいで、毎日公園に出掛けてます!...
なんて聞いていた日が懐かしい!
EPOの興味のある物に向かって行くSくんに、
ついて歩くのが大変そうなお母さん...そんな姿を思い出します。
すっかりお兄さんになっていて、この日は、絵を描き始めたら、
終わりの時間まで、ずーっと描いていました。
去年までの絵は、塊の絵が多かったと思います。
今回、「なんだか雰囲気が今までと違うねぇ...」とお母さんと
こっそり耳打ちしてしまう程、今ままでにない雰囲気。
ゆっくりと、力が入った線。
縦横の線は、実は、しつけに厳しかったり、
「あーしなさい、こーしなさい」と言われ過ぎてしまったり、
本人が「あーしなきゃ、こーしなきゃ」いう思いが強い時に出ると言われてます。
いつも穏やかなお母さん。
長い付き合いだからこそ、「実は...」と、切り出してみました。
いつも穏やかなお母さん。
長い付き合いだからこそ、「実は...」と、切り出してみました。
すると、幼稚園で発表会があって、ここの所練習を頑張っていたとの事が分かりました。
年長さんともなれば、発表会では主役の舞台となります。
本人、大太鼓をやりたいがために、ピアノを習いたいと言い出し、
ピアノを始めたり、色々頑張って来たそうです。
次第に力が抜けて、
同じ線でも、少しずつ軽やかになっていったように感じます。
心の中に固まっていた気持ちが、描く事で、解き放たれてくれたら、
嬉しいなぁ...と思います。
そんな話から、以前、私たちの師匠、高森先生に絵を見てもらった時に、
そんな話から、以前、私たちの師匠、高森先生に絵を見てもらった時に、
「この子は描いて気持ちを出す子だから、いつでも描けるように紙とペンを
用意してあげておくといいよ」と言われていた事を教えてくれました。
言葉が遅かったSくんは、家でもよく描いていたそうです。
幼稚園に行く前には、気がすむまで描いてから出かけていたそうです。
お話が上手になったら、絵を描く事も減っていったそうです。
なので、今回こんなに線を描くSくんを見て、高森先生に言われた事を
思い出したそうです。
描く事で、心を開放!
Sくんだけでなく、皆んなに言える事です。
私たち大人も、愚痴を聞いてもらうと心が軽くなるように、
描く事でも同じ作用がある事を改めて実感しました。
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